【麻雀】感情に流されず正しい選択をする
10月に開幕したMリーグ。私はここまでほとんどの試合に目を通しています。
人生でテレビ対局を1番見ていたであろう約10年前に比べて麻雀プロのレベルも上がったように思います。もちろん自分の麻雀を見る目が肥えたということもあると思いますが...
先日萩原聖人選手が解説に初登場しました。
萩原さんの麻雀観とは対極にいるような魚谷侑未選手や石橋伸洋選手の鳴きを見て萩原さんは「速攻にかけた」「この仕掛けをするのは勇気がいる」というような表現をしていました。
恐らく魚谷さんも石橋さんも「速攻にかけた」わけでも「勇気を持った」わけでもなく「鳴いた方が得だから」鳴いたはずです。麻雀が強い人の多くはこのメンタルを身につけていると思います。
よく見かける鳴きが得意ではない人の特徴として
・安い手で手牌を短くしてその結果放銃してしまうことを罪に思う
・面前テンパイで押すこと(追っかけリーチやダマテン問わず)にそれほど抵抗はないのに副露したテンパイで押すことには恐怖を感じる
などがあると思います。
これらはすべて感情に支配されたまま打牌や副露選択をしているから生まれるものです。
その瞬間鳴くべき牌を鳴いて相手にリーチがかかってその結果放銃しようがそれは仕方のないことなのです。
見えない相手の手牌を恐れすぎて鳴くべき牌を鳴かずに自分のアガリ逃しを重ねてしまう方がよっぽど問題です。
もう1つ、鳴きが得意でない人はやはり鳴き始める牌の精査が雑だと思います。
・親だから
・役牌だから
・カンチャンもしくはペンチャンだから
などの理由でなんとなく鳴き始めるより
「この牌は鳴いた方がアガリに近づくか?」という最もベーシックな指針に従うべきかと思います。
例えば「この役牌は鳴くと頭がなくなるから逆にアガリから遠のくな」とか「場に高いピンズのリャンメンは鳴かないとあがれなさそうだな」などですね。
突き詰めると自分のアガリで相手のアガリを出さない、ということも含めてこの局における失点を最小化させるために「鳴いた方が得か」で決めることになります。
感情に流されず損得で判断をすることは上達するためには1番大事なことだと思います。