Madora4645のブログ

ポーカーと麻雀について思ったことを書いていきます。

メンタル

「ポーカーフェイス」という言葉があります。「《ポーカーをするとき、手札を悟られまいと無表情を装うところから》表情を変えないこと。無表情な顔つき。」

 

冷静なメンタルを保つことができる、というのはどの競技の強者においても共通項と言えるでしょう。

ポーカーでいえばAAオールインでアンダードッグにツーペアやトリップスを引かれて負けたり、ランナーフラッシュが落ちてリバーで捲られたり。

麻雀でいえば5面張の鉄板リーチをカンチャン待ちにかわされたり、何気なく切った牌でダマテンの高打点に放銃してしまったり。

はっきり態度に出るプレイヤーもいれば、表情は変えずとも内心イラついていたりするプレイヤーなど個人差はあると思いますが、

競技の性質上、簡単に起こり得る出来事に対してつい特別な感情を抱いてしまいがちなプレイヤーが多いのも事実です。

いらだちやマイナス思考により正しい判断を下すことが出来なくなってしまい、更にそれによって起こる良くない結果(正しい判断を下せていないので良い結果が出にくいのは必然です)に対してまた...という悪循環の中で負けの坂道を転げ落ちてしまうのです。

 

一流のスポーツ選手のインタビューなどで聞く言葉に「いかに自分(たち)のプレイをできるか」というものがあります。

これはいかなる時でも自分(たち)の持っている力を出す、それで負けたのなら仕方ない。という意味だと思うのです。

 

私は長年麻雀を打ち続けてきました。その中で鍛えられた信念のひとつに

自分が正しいと思えた判断をひとつひとつ下していこう。それが出来たのならいくらマイナスでも、自分の麻雀を打ちきった自分の勝ちだ!

というものがあります。

昔は当然技術的に未熟な部分が多かったので、後に振り返って数学的や対人的に間違っていた部分をしっかり復習する機会が今より多かったと思います。

ですが卓についている時はどんな出来事が起ころうが冷静さを保つことだけに集中しました。

そうして自分のメンタルを鍛えていく中で、卓についている時はどんなに結果が悪くても、逆にどんなにラッキーなことが起ころうとも、それらに対して特別な感情を抱かずプレイすることが出来るようになりました。

いや、正確に言うなら特別な感情が湧き上がったとしても、その程度のことではプレイがブレなくなった。というべきでしょうか。

麻雀においてこのメンタルを手に入れるまで時間がかかりましたが、これは他の競技においても技術的な部分が鍛えられた時に更に活かされていくものだと信じています。

 

もう少しひねった考え方として「メンタルが弱い自分を甘受する」というものがあります。

自分のメンタルが弱いことを自覚しており、更にこれ以上鍛えられない。と考えているのであればその自分の弱いメンタルを理解してあげることが大事です。

もし自分に理不尽なことが起こった時、冷静さを保とうとするから混乱するのです。もし冷静になれないなら心の奥底で怒り狂い、悲しみ、泣き叫べば良いのです。(実際表に出してしまうとただのヤバイ人なので同卓者が瞬く間にいなくなります笑)

それと引き換えにその感情に支配されたプレイは絶対にしないと誓いましょう。どんなにメンタルを揺さぶられ色んな感情がめぐっても良いと思うのです。自分が正しいと思うプレイを続けられるのであれば。