Madora4645のブログ

ポーカーと麻雀について思ったことを書いていきます。

ブラフのチャンス?

http://www.boomplayer.com/ja/poker-hands/Boom/28860248_1E522B36E9

UTG+1からQdQsで0.06にレイズ

MP2がスリーベット0.18

HJコール まどらコール3名(ポット0.55)

 

フロップ Jh 8h 10s

オリジナルCB 0.28 HJとまどらコール(ポット1.36)

ターン Ah チェックアラウンド

リバー 5c チェックアラウンド

MP2がKKでポット獲得

 

フロップでジャストコールにとめた理由はフォーベットを返してファイブベットが返ってきた場合ほぼAAかKKと対峙していることになってしまうと判断したからです。スタックサイズはフォーベットオールインにはやや大きすぎるものだったため除外しました。

MP2のスリーベットレンジはわかりませんが現状負けているレンジがKK+のみなので、プリフロップにおけるQQというハンドのバリューを考えるならばジャストコールが正しいと思いました。

フロップはかなりコネクトしているもので、スリーベットをしたオリジナルにも絡んでいる可能性は十分あります。

88 99 1010 JJ AhJh AhQh AhKhなど...

恐ろしいフロップですが、相手にとっても私のレンジがフロップに絡んでいるように見えているはずです。

ターンはAh。これは非常に有力な情報になるカードでオリジナルレイザーがターンでフラッシュ完成した可能性がかなり低くなります。HJがフラッシュ完成させた可能性は僅かにありますがかなり限られます。

KhQh Kh10h Kh9hくらいでしょうか?ポジションありでこれらのハンドでスリーベットにコールは有り得ると思います。

ターンは全員チェック。この時点でオリジナルがAヒットでも負けているので私としてはかなりポットを諦め気味でした。

リバーはラグといっていい5c。あるとすればHJがセットになったことです。

オリジナルがKKならばターンでAやフラッシュ完成を警戒してチェックした可能性もあります。

ならばブラフを打つ絶好のチャンスでもあります。フロップをコールしている私のレンジはAヒットやセット、フラッシュの可能性があるからです。

しかし半端な額を打ち込んだところでセットはおろか、KK AK AQも降ろせません。打ち込むなら大きなベットが必要になりブラフ成功率も高いものが要求されてしまいます。コールされた場合のほとんどは負けています。

負けているレンジ→55 88 1010 JJ KK AA A10+など

大きい額を使えずブラフを諦めチェックしました。金額が安くとも打たれたら大人しくフォールドしていたと思います。

もしターンでAが落ちなければMPのアクションもスローダウンせずターンでもベットしてきた可能性は高く、そこでオーバーペアをフォールド出来たかはわかりません。結果的にターンでAが落ちたことで大怪我せずに済みましたがブラフ成功への課題も見つかったハンドでした。

ペアボードでのAハイフラッシュ

https://www.boomplayer.com/ja/28827488_6DC59DDBA3

 

UTG+1レイズ6 MPコールHJまどらコール BBコール 4名(24)

フロップJd Js 9d 

オリジナルベット14をMPとHJがコールBBフォールド 3名(65)

ターンQc

オリジナル39 MPレイズ78 HJまどらスリーベットオールイン180 オリジナルコール MPフォールド

 

UTG+1 AcJh HJまどらAd10d

リバー6d

リバーでフラッシュを拾いなんとか勝利しましたが、これは褒められたプレイではないと断言できます。

 

プリフロップとフロップでジャストコールまではよかったと思いますがターンでのレイズ78にはフォールドが無難だったように思います。

理由は現状でオッズが合わないこと、A10ではなにに対しても現状負けていること、更には既にドローイングデッドの可能性もあることです。ここでのリレイズオールインはただ負けているハンドでスタックを差し出す行為になっていた可能性もありました。

 

オリジナルレイザーの立場からリーディングするとHJのハンドがQJや99やQQだとした場合(プリフロップジャストコールでQQの可能性はやや低いですが)MPのレイズを更にターンでリレイズする理由はターンでのフラッシュ完成でアクションがスローダウンすることを恐れてのコミットに他なりません。

ターンで既にフルハウスの可能性はありますがジャストコールにとどめるプレイヤーが多いはずです。

故にリレイズをバリューよりもセミブラフの割合がやや高いものと考慮するならば、トリップスでのコールは間違ったものではないと言えそうです。

 

私はAXsのハンドを好んでプレイしますが、ペアボードでもフラッシュドローを過信しがちなことが多いです。フラッシュを引いてもフルハウスペイオフしてしまうケースが最近よくあったので取り扱いには注意していきたいですね。

フォーベットに対する対応

 

MPレイズ5 まどらスリーベット16にBBがフォーベット46 まどらコールヘッズアップ

f:id:Madora4645:20180919225609p:image

フロップCB54をコール

ターン ほぼコミットのベットにリレイズオールイン要求

 

相手のフォーベットレンジ

→88+ AK AQs

一般的なプレイヤーならこのくらいだと私は仮定します。

流石にアウトオブポジションからエアでフォーベットしてきているとは仮定しません。というより相手に関する情報がないのでできません。

 

フロップで負けているハンド

→88 1010 QQ KK AA AQ

逆にこちらがまだ勝っているハンド

→99 AK 

ターンでセットを引いてなお負けているハンド

→99 AK QQ

セットを引いて勝っているハンド

→88 1010 KK AA AQ

ターンでガットを引いた場合KJにしか負けていないのでほぼベストハンドと思われます。

 

プリフロップでファイブベットオールインは恐らく不正解と思います。QQ以上は降ろせないし、ほとんどが2オーバーとのコインフリップになりそうです。相手のフォーベットレンジに対して優位なハンドがJJでは少なすぎる気がします。

だからといってフォーベットに対してフォールドも弱すぎるプレイに思えたためジャストコールを選択し、フロップで再度検討することにしました。

CBを打たれることはわかっていて、アウツが6枚のフロップでオッズに合わないコールをしてしまったと思い後悔しました。

正しいプレイはどうだったのかもう少し検討してみたいと思います。

 

勝負の相手

麻雀を自分自身との戦いという人は多くいると思います。私も概ねの局面でそうします。

私が対人読みを働かせる瞬間はほんのわずかで、それもコストがかかっていたりリスクを背負って見せてきているもの、もしくは長年対戦してきて確信に近いもの、更にはそれらを信用しすぎないようにしています。

対人読みの落とし穴として、多くの人がその読みにしがみつき続けてしまうというものがあると思います。それが結局自分の思い込みや勘違いだった、という最も初歩的な部分でつまづいていることに気が付きにくいのです。

よって麻雀においては、対人読みに引っ張られずに多くの局面で数学的アプローチを確実に行い、判断を下すべきだという結論に達しています。

 

ではポーカーにおいてはどうでしょうか?以前書いた「タイトプレイヤーに対するスリーベット」にもありますが、リスペクトのあるプレイヤーとそうでないプレイヤー、それによって読みが極端に変わってくる競技です。

 

プレイヤーA→ 超タイト、1010+以上しかオープンしない。

プレイヤーB→スタンダード、ポジションによってハンドを選ぶ。

プレイヤーC→ルース、色んなポジションから色んなハンドをオープンしたりスリーベットしたりする。

 

これらのプレイヤーがいたとして彼らがミドルポジションからレイズしたとします。

Aが持っているのはハイポケット、BはA10+やKQ、QJなど、Cは87や54sまであったりするでしょう。

これは立派な対人読みです。レイズというコストを支払っているプレイですからそこには読みが適用されると言っていいでしょう。

もしブラインドのプレイヤーがAに対してオールインしたならそれはほぼAAということもわかります。Aも「タイトな自分に対してオールインだからほぼAAだろう」という読みが適用されます。

 

ほんの一部分しか触れませんでしたがポーカーは麻雀よりはるかに対人読みがしやすく、かつ重視される競技と言えるでしょう。

逆に対人読みが難しい麻雀において精度の高い対人読みができるプレイヤーは非常にハイレベルということが言えると思います。

【ポーカー】タイトプレイヤーに対するスリーベット

今回はポーカー仲間に出されたお題のハンドです。

BBのプレイヤーはCOのプレイヤーをリスペクトしており、ハンドをタイトに絞っていると思っています。

 

COはAd4dで3bbのレイズイン

BBまでフォールドでまわりそこで3倍のスリーベットが入りました。COはコールしヘッズアップでフロップへ。スタックはCOがBBをカバーしています。

 

Ah 4c 6h

 

フロップツーペアですがテクスチャはややウェット。

BBのCBをミニマムレイズしBBはそれをコール。

ターンは9h。ここで BBからポットサイズのドンクベットが入りました。BBはほぼポットコミットしていると言っていい状態ですが、果たしてCOはどのようにプレイすべきでしょうか?

 

ポジションがないところからリスペクトしているCOに対するスリーベットですから、BBのハンドはかなり絞られます。ミドルからハイポケット、AK。AQやAJ程度ではスリーベットは打てないでしょう。

リスペクトのあるプレイヤーに対してKhQhでスリーベットは考えにくく、ターンでのフラッシュ完成の可能性はほとんどないでしょう。KKやQQでのナッツフラッシュドローはあったとしてもターンでのドンクは打ちづらいはずです。

AA、99の可能性はありますがフロップでハンドをプロテクトせずにターンでドンクというのは不思議なプレイです。(実際にそうプレイされていたなら致し方なしですが)

そのようにリーディングしていくとAKのフラッシュドローが1番ありそうです。フロップではAヒットでCB、Aヒットをプロテクトしつつのセミブラフがターンでのベットとなり、辻褄の合うシナリオなんですね。

BBからするとCOのハンドは検討もつかず、ターンでドンクしてフリーカードを与えたくないという気持ちも伝わってきます。

AKフラドロだとしてアウツを数えてみます。

ナッツフラッシュになる2.3.5.7.8.10.J.Qの8枚

COのツーペアを逆転する6が3枚、9が3枚、Kが3枚

合計17枚結構ありますね...3回に1回は引き負けることになりそうです。

3回に2回勝つハンドでコミットすることは長期的にはプラスになりますので、フォールドエクイティも得られるリレイズオールイン要求が正しいと言えるでしょう。

 

ただジャストコールし、先程のアウツが落ちなければオールイン、落ちてしまったのならフォールドするという選択肢もなくはない、ということを教示してもらいました。

ターンリバーをめくりたくないハンドも当然ありますが、そういったハンドでもショーダウンでしっかりと勝ちに行くプレイをするのもバンクロールを管理するひとつの術なのでしょう。

【ポーカー】ポジションがあるスーテッドA

SBがレイズ5 BBがスリーベット15 

フロップCB18にSBチェックレイズ60 BBリレイズオールイン コールf:id:Madora4645:20180906061138p:image

チェックレイズを仕掛けたSBはQQでした。フロップで負けているのは44 66 KK+などです。

BBはスリーベットを仕掛けているので64は流石になさそうですが44や66はないとは言いきれません。ですが可能性としては非常に低いと思います。

BBのリレイズオールインが飛びQQはコール。BBのハンドはA8のフラッシュドローでした。

リレイズオールインがきてフォールドするならチェックレイズは得策ではないのでオールインをコールは良いと思いました。ポジションがないので比較的安全なこのフロップでスタックをコミットしたいという気持ちがあったのかもしれません。相手がKK+ならやむなし、JJ以下のポケットには圧倒的に勝っているし、アウツが6枚あるAKすらもおおむねフォールドに追い込むことができますので良いプレイと言えそうですね。

 

BBのプレイを見ていきましょう。

ポジションがあるとはいえA8sでスリーベットは少々勇み足に見えます。ブラインドヘッズなのでSBのハンドはそこまで強くないと読んだのでしょうか?

そしてこのフロップならフリーカードをもらうのも悪くない選択に思えます。

SBのハンドはスリーベットをコールできるくらいには強いものですがこのフロップにハマっている可能性はやや低いと言えそうです。

フロップでCBを打ちリレイズされた時点でフラッシュドローでコミットしてしまうよりもフリーカードをもらいターンで状況を再考する安全な立ち回りの方が私の好みです。

ターンでフラッシュが引ければそれでよし、引けずにSBにリードされたときにレイズすればわずかながらフォールドエクイティも得られるし、スリーベットが来たなら本物と判断してフォールドするのも悪くないと思います。

ポジションはあれどスーテッドAでスリーベットを打つアグレッシブなプレイはなかなか出来ないので、私の場合プリフロップでジャストコール、フロップでCBにコール、チェックならチェックを返してターンへ向かったはずです。

 

【麻雀】リーチ判断①

横移動とノーテン罰符支払いで迎えた東3局の親番です。ドラは西

配牌 東西西北北中 2368 三六八九 

ドラは対子ですが手役が見えず苦しい形。第一本線になるダブ東と中の重なりを狙い丁寧に進めます。こういった手牌では役牌の重なりが両面ターツが出来上がる以上に嬉しいことなのは間違いありません。

 

他家が切った中を対面がポンして打七、更に五を赤含みでポンして打三としてきました。その時点での私の手牌はこのようになっています。

西西西北北北 123赤56 四六 ツモ7

最悪の6引きテンパイでも打赤5としてリーチを打つ予定が五があと1枚になりそこに7ツモでテンパイ。

字牌はそれほど残っておらず5-8の変化を求めてもフリテン。1.4.7引きなど考慮する必要はないのでノータイムで打四リーチとしました。

少考してリーチしてしまうと愚形やソバテンを警戒するプレイヤーは多いので、リーチ判断は受け入れ牌ごとにちゃんと決めておくことが大切ですね。

今回は五ポンされたうえに中筋という非常に恵まれた待ちでしたが、無筋の中張牌単騎でも混一色変化を見ずにリーチを打つことが多いと思います。役なしでドラを固めたリーチをかけるチャンスを棒に振ることだけはすべきではないでしょう。